総会長挨拶

大野京子
第3回国際近視会議・
第8回日本近視学会総会
総会長
第3回国際近視会議/第8回日本近視学会総会
The Myopia Week 2026
2026年6月19日~21日
東京科学大学 鈴木章夫記念講堂(東京・お茶の水)
このたび、2026年6月19日から21日にかけて、東京都心・お茶の水にて「The Myopia Week 2026」を開催する運びとなりました。
本会では、6月19日に第3回国際近視会議を、20日・21日に第8回日本近視学会総会を連続して開催し、世界と日本の近視医療・研究が融合する貴重な機会を創出いたします。
今回のテーマは「Beyond Boundaries(境界を越えて)」です。
この言葉には、言語の壁、専門領域の垣根、さらには性別や立場の違いを超え、真の意味での多様性と協働の場を実現したいという思いを込めました。
第8回日本近視学会総会では、国際会議との合同開催という意義をふまえ、スライドは英語を基本とし、教育セミナー以外は英語での発表も認めることといたしました。これにより、日本の眼科界における国際化の第一歩となるよう期待しています。また、多くの女性の座長・講演者を登用し、ジェンダーダイバーシティの実現にも積極的に取り組みます。
近年、特に小児の近視治療の分野においては、世界中の企業から革新的な薬剤やデバイスが次々と開発されており、企業によるプレゼンテーションもプログラムの重要な一部として位置付けています。会場では、国内未承認の最新機器の展示も多数予定しており、参加者の皆さまに世界の最先端の近視医療を実際に体験していただける内容となっています。
国際近視会議では、世界を代表する近視研究者・臨床医が一堂に会し、講演およびコンセンサスミーティングを通じて、近視治療・研究の今後を多角的に議論いたします。
また、日本近視学会では、特別講演として網膜および画像診断の分野で世界的第一人者である米国のRichard F. Spaide先生、ならびに近視・AI分野において世界をリードする中国・精華大学のTien Yin Wong先生をお招きする予定です。
近視の分野は、小児近視、合併症、基礎研究、疫学、遺伝学、薬剤、特殊眼鏡、コンタクトレンズ、オルソケラトロジー、レッドライト治療など、非常に幅広く多様な領域を含んでいます。本会では、眼科医・視能訓練士・基礎研究者・企業関係者がそれぞれの垣根を越えて集い、これまでにない融合と対話の場を提供したいと考えております。
また、東京ならではの美食を楽しむソーシャルイベントも企画しておりますので、ぜひ学術と交流の両面で充実した時間をお過ごしいただければ幸いです。
参加登録は、国際近視会議のみ、日本近視学会総会のみ、あるいは両方に参加できる「The Myopia Week」カテゴリーもご用意しております。ぜひ多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
2026年6月、東京でお会いできることを楽しみにしております。
敬具